【湿潤療法】今どきの絆創膏の使い方
便利なものがあるなぁと思う反面使い方を間違うと危ないなぁと思うことがあった。
湿潤療法といえば、傷の上から貼るガーゼの付いていないあの高っかい絆創膏
空気に触れないので痛みかゆみがほぼ無く傷跡が残らない、その上水仕事もOKという代物
それが危ないなぁと感じたのは、数日前に大きな傷に大きなガーゼ無し絆創膏を貼っているのだが、なんとなーく黒っぽく感じた。本来は白っぽい
貼って数日だということだったし、ちょっと毛深い方だったのでそれが映り込んでいるだけかなとも思った。(剥がしても貼替える物が無かったのもある)
後日、あまりに臭いがしたので剥がして昔ながらのヨウチンを塗ったとのこと
でっかいカサブタが出来ておりました。
この類の道具は傷の保護以上に治療に重きが置かれているので、傷を流水で徹底的に洗う必要がある。
今回の場合は傷に異物があったか貼り替えるべきタイミングをそのままにしたために化膿したのだろう。
使い分けとして絆創膏は、簡単にしか洗うことが出来ない、とりあえず傷の保護をしたいのであれば従来の絆創膏のほうがいい。
傷を体が治すときにでる汁は傷を治すための大事な薬。
それを逃さないための絆創膏なのだが、異物(砂や土、自分の毛など)が入り込んでいると治癒の邪魔をして化膿する。これでは治るどころか余計に悪くなっていく。
メーカーによると思うが、箱書きには1週間程度貼り付けたままでOK的なことが書かれているが汁の出る量が多い初期は2,3日位で張り替えたほうがいいと感じている。
この時に傷の治りが遅いなぁと感じたりするようであれば病院へ行くべきだろう。
通常の傷治療には消毒剤は使わない方が良い。
消毒剤はタンパク質を固める作用があったり、濃度の変化で効果がなかったりでせっかく出た天然の治療薬の働きを邪魔してしまう上に、常在菌のバランスを崩して無害だった菌による感染が起こるかもれない。
なので洗浄は蛇口から流水でいい。
あまり貼替えたくない理由の一つはおそらく絆創膏の値段が高い。
安い方法としてはワセリンとラップを使う方法
こちらは毎日貼替えになるが、十分効果あり(自転車で派手にコケて擦り傷ができたときに自分でやってみた)
やり方は傷口を流水で洗って白色ワセリンを盛るように乗っけてラップで保護
そんなに難しくはないがラップを巻くのかテープで貼り付けるかで頭をひねる必要があった。
化膿させないように、傷を乾かさずに清潔に保てばいい(清潔=菌が少ないではない)
ただし、出血の多い傷には先に出した絆創膏もワセリンのやり方もあんまり適当ではないので、出血対応のものを買うか、病院へ
ちなみにこの方法(湿潤療法)でお灸による小ヤケド痕を残さないようにすることが出来るが、長期的にはほとんどわからなくなるので費用的に悩むところではある。
カラーの痛そうな写真満載でした。
以上
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いたたに鍼灸院【院長:板谷 充朗】
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